溶射のシンコーメタリコン
〒520-3222 滋賀県湖南市吉永405
TEL:0748-72-3311/FAX:0748-72-3355
溶射・表面処理のことなら何でも
ご相談ください。
HVOF溶射・プラズマ溶射・フレーム溶射
お客様相談室 お問い合せ電話番号
0748-72-3312
目的別溶射事例
耐腐食性

金属は自然界では安定した化合物で存在 しています。でもさまざまな要因で消耗、 破壊されることがあります。この現象を 腐食(Corrosion)と言います。
JIS H8300 防食溶射を用い ると、そんな悩みは一気に 解決します!!
錆びてしまう原因は?
人間は冶金技術を発明し、単体として金属だけを取り出して利用するようになりました。しかし、金属は安定した化合物に戻ろうとします。この現象が腐食(錆び)を引き起こします。錆びは金属表面に付着した反応生成物であり、環境中の酸素、水素イオンと反応して、金属結合のにない手である自由電子が奪い去られることによって生成します。


防食溶射皮膜の種類
防食溶射:亜鉛・アルミニウム及びそれらの合金溶射(JIS H8300)
防食溶射は大きな構造物にも施工が可能で、基材の熱による変形や変質もなく、皮膜自体が耐食性を持つとともに、素地を電気化学的に防食する性質(犠牲陽極)を持っています。溶射材料には亜鉛、アルミニウム、亜鉛・アルミニウム合金そしてアルミニウム・マグネシウム合金があります
防食溶射皮膜の種類
材料品種 | 組成 | 融点 | 比重 | t=100μm/m2 所要量 |
特性 |
亜 鉛 |
99.99% 以上Zn |
420℃ | 7.14 | 1kg | 清浄な大気中では、表面に緻密な腐食生成物を生成し、 耐久性にすぐれる。pH6.5以下及びpH12.5以上の水及び 水溶液と50℃以上の液温に対しては使用しないことが望ましい。 |
アルミニウム | 99.5% 以上Al |
660℃ | 2.70 | 0.3kg | 亜鉛より電気化学的防食作用は劣るが、Alの酸化皮膜は科学的 に安定している。 pH4以下及びpH8.5以上の水中では使用しないことが望ましい。 |
亜鉛・アルミニウム合金 | 85%Zn 15%Al |
550℃ | 6.50 | 0.7kg | 電気科学的防食作用に優れるZn皮膜と環境遮断作用に 優れるAl被膜両者の特徴を併せ持つ。 |
アルミニウム・マグネシウム合金 | 95%Al 5%Mg |
650℃ | 2.60 | 0.4kg | 海洋環境の鉄構造物の防食に用い、 ZnやAl単体・Zn/Al合金よりも優れる。 |
施工例
品名 : 福岡都市高速
適用溶射材 : Zn/Al合金
品名 :六本木ヒルズ エントリーストラクチャー
適用溶射材 : Zn/Al合金