アーク溶射の特性
- フレーム溶射法に比べて時間当たりの溶射成膜量が大きく、加工面積の大きい物品には能率的です。
- 溶射材料が高温で十分に溶融されているため、基材への密着力に優れています。
- ワイヤは電極となるので溶射材料は電気伝導性に優れた材料にかぎられます。
- 2本の異種金属を利用すると、新しく合金化した溶射層を形成することが可能です。
2本の金属ワイヤ間でアーク放電を発生させ、この放電エネルギーでワイヤを溶融し、圧縮空気により微粒化された材料を基材に吹付けて皮膜を形成する溶射加工のプロセスです。溶射材料は電気伝導性に優れた材料に限られますが、高温で溶融されているため基材への密着性に優れています。